2024-10-17
先日ポスティングされた池田市議の議会レポートに、関連記事が
ありました。
市はDCの消費電力見込みについて
「建物1棟が日野市の1万世帯分×3棟=3万世帯分(日野市約9万世帯)」
と回答しています。
三井不動産が市をだましているのか、市が市議をだましているのか、、
どちらにしても問題です。
上記の質問は2024/9/10の令和6年第3回市議会定例会 一般質問で
なされました。
9万世帯の消費電力量を50MWとして電力量の目安によく使います。
市の答弁を電力量にすると、3棟分の電力は約17MW。
DCの受電電力は一般的に延べ床面積10万平米あたり100MWと
換算されてきました。
日野DCは16万平米なので160MWと換算するのが一般的です。
日野市は市議に対して結果的にウソの答弁をしたか、三井不動産に
騙されているのかということになります。
ただの言い間違いでは済まされません。
あと、延べ床面積10万平米あたり100MWの換算は、リアドア冷却方式や
GPUサーバの出現により成り立たなくなっています。
10倍の換算値、延べ床面積10万平米あたり1000MWの換算になる日も
近づいています。
リアドア冷却方式とは、、、
サーバーラックの後面にはメンテナンスのために扉、リアドアがあります。
このリアドアに水冷等の放熱器を一体化させ、ラック内の温かい空気を
室温程度に冷却してラック外に放出する冷却方式です。
つまり、従来のように部屋の空調でサーバーを冷やすのではありません。サーバーから排出される空気の温度は、すでに室温近くまで下がっています。
しかし、リアドアの放熱器の冷却に水を使うために、床下に給排水用の
パイプを配管する床下ピットが必要になります。
非常に効率よくサーバーを冷却できるため、このリアドア方式により、
サーバーの使用電力を10倍以上に増やすことが出来るようになりました。
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